バルセロナのBチーム、ユースチーム、下部組織、女子チームのディレクターを務めるシャビエル・ビラジョアナ氏が、レアル・マドリードからの期限付き移籍でマジョルカに所属するMF久保建英(19)について、バルセロナが契約しなかった理由をカタルーニャ・ラジオで14日に明かした。

同氏はその際、正式発表はないもののバルセロナがサンパウロから移籍金450万ユーロ(約5億4000万円)で獲得したと既に報じられているグスタボ・マイア(19)と久保を比較しつつ、バルセロナが久保と契約しなかった理由について、久保側が「グスタボ・マイアにかかった450万ユーロ(約5億4000万円)をはるかに超える金額や、一定の義務、契約期間、給与を要求したんだ」と語り、久保側の出した条件が厳しかったことを明らかにした。

スペイン紙ムンド・デポルティボも、昨夏にレアル・マドリードと契約を結んだ久保がバルセロナと交渉した時のことについて、久保側が100万ユーロ(約1億2000万円)を超える年俸、さらに2シーズン目にトップチーム昇格を望む条件をバルセロナに求めたと伝えている。(高橋智行通信員)