今季覇者リバプールに所属するFW南野拓実(25)は2試合ぶりの途中出場したが、無得点だった。

6試合連続のベンチスタート。1-2で逆転を許した後半16分からFWフィルミノとの交代で3トップの中央に入った。同18分にはエリア左から左足シュートで狙ったものの、ゴール枠を捉えることはできなかった。さらに同21分にはゴール中央でボールを収めきれずにシュートできなかった。

英スカイスポーツは「南野拓実の登場でリバプールの攻撃が活性化した」と報じたが、最後まで堅いブロックを形成したアーセナルの守備を崩すことはできなかった。今季再開初戦のエバートン戦での先発起用を含め、リーグ再開後は7試合中5試合に出場。プレー時間は長くないものの、今だ移籍初ゴールを奪えていない。この日も地元紙エコーに「南野とケイタのパフォーマンスには輝きがあった」とプレーを評価されていただけに早く得点という結果が欲しいところだ。

試合はアウェーで先制しながら、ミス絡みでの2失点を喫し、DFファンダイクは「プレゼントのようなゴールを与えてしまった。支配してプレッシャーをかけたが、2得点を与えて逆転するのは困難。私はミスを犯した」と反省を続けた。これで17-18年シーズンにマンチェスター・シティーが記録した歴代最多勝ち点の100点超えの期待は打ち砕かれた。

ユルゲン・クロップ監督は「1-0でチームは一休みしてしまった。2度の集中力の欠如で試合を終わらせてしまった。アーセナルの本当のチャンスはなかった。この結果から100%を学ぶ必要がある」と厳しい表情だった。