マンチェスター・シティーがスペインサッカー界の将来を嘱望される、バレンシア所属のU-21スペイン代表MFフェラン・トーレス(20)と来季の入団で合意に達したとスポーツ専門放送局ユーロスポーツが15日に報じた。

マンチェスターCは2月、ファイナンシャル・フェアプレー規定違反で欧州サッカー連盟(UEFA)より2年間のUEFA主催試合の出場禁止処分が下されていた。しかし13日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)により処分が撤回されたため、選手獲得に多額の移籍金を費やすことが可能となった。

また、グアルディオラ監督が、来季のバイエルン・ミュンヘン移籍が決定したレロイ・サネの代役を探しており、以前より獲得候補の1人に挙がっていたフェラン・トーレスに白羽の矢を立てた。フェラン・トーレスは21年6月30日で切れるバレンシアとの契約延長交渉が難航していたという。

15日にマンチェスターCとフェラン・トーレスの代理人同士が話し合いを実施し、完全合意したことを同メディアが明かした。残るはバレンシアとのクラブ間合意のみとなっている。具体的な契約期間は不明だが、長期になるという。この移籍が実現した場合、フェラン・トーレスはマンチェスターCの来季に向けた加入第1号となる。(高橋智行通信員)