日本代表MF久保建英が所属するマジョルカが16日(日本時間17日)、1部残留に向け、ホームで行われるスペイン1部リーグ第37節でグラナダと対戦する。この重要な一戦を目前に控え、チーム得点王のクロアチア人FWアンテ・ブディミール(28)がインタビューに答えた模様をクラブの公式サイトが16日に伝えている。

ブディミールはその際、絶対に勝利が必要なグラナダ戦について、「僕たちは間違いなく、エイバルとの開幕戦からやってきたように勝利を目指すつもりだし、オサスナとの最終戦までそのように戦うつもりだ。最初から最後まで勝利できるように努力するつもりだし、そのために最後の最後まで全力を尽くすよ。僕たちは勝つために練習に取り組んでいる。それが唯一の方法だからね。自分たちの目標が何なのかを僕たちは理解している。僕は本当に自分たちのこと、そして目標を達成できると信じているよ」と力強く語った。

対戦相手のグラナダについては「スペインリーグの他の全チームと同じように、グラナダは質の高いチームだ。彼らは調子が良く独自の目標を持っている。いいプレーをしているし、素晴らしいシーズンを送っているよ」と印象を述べた。

グラナダ戦については「僕たちが普段ラ・リーガの試合で想定しているのと、ほとんど同じものになると予想している。それはハードで競争的な試合、タフな相手との対戦だ。しかし、もちろん、彼らがそんなにうまくいかないこともあるので、僕たちには可能性があるし、そのことを分かっている」と残留への希望があることを強調した。

ブディミールは今シーズンのリーグ戦で33試合に出場して12得点2アシスト記録し、チーム得点王になっている。またスペイン1部リーグの得点ランキングではアルバロ・モラタ(アトレチコ・マドリード)と並び8位につけている。

マジョルカが可能性の非常に低い1部残留を成し遂げるため、残り2試合でエースの得点が必ず必要になる。チームはこの後、16日にグラナダ、19日にオサスナと対戦する。(高橋智行通信員)