マジョルカへの1年間の期限付き移籍期間を終え、一時レアル・マドリードに戻る日本代表MF久保建英(19)の来季の去就については日々、新たな情報が出ている。そんな中、スペイン最大手のスポーツ紙マルカが25日、来季の移籍先候補として、オランダのアヤックスの名前を挙げている。

久保の来季に向け、Rマドリードの考えは期限付き移籍の一択で、できれば欧州カップ戦でプレーできるスペイン国内のクラブを望んでいると伝えられている。最近、その移籍先候補として、来季の欧州リーグ(EL)出場権を獲得しているビリャレアル、レアル・ソシエダード、グラナダの3チームに、ヘタフェ、ベティス、そして新たに欧州チャンピオンズリーグ(CL)出場権を手に入れているセビリアが加わった。

そんな中、マルカ紙は久保の去就について、「来季はもう1年、期限付き移籍でプレーすることになるが、今回はCLに出場するチームに狙いをつけている」と欧州最高の大会に参加できるクラブへの移籍を望んでいることを明かし、「久保の期限付き移籍を最も強く希望しているクラブはアヤックスである」と伝えている。

今季のオランダリーグが新型コロナウイルスの影響により、4月に打ち切りが決定した中、9節を残して首位に立っていたアヤックスに来季欧州CLの出場権が与えられている。

当初は大会問わず欧州カップ戦に出場できるクラブに所属することが目標になっていたが、ここに来てターゲットが欧州CL参加のクラブへの期限付き移籍に絞られているのかもしれない。

(高橋智行通信員)