今夏は新型コロナウイルスの影響により、各クラブが財政面に影響を受け、ほとんどの選手の市場価値が落ちていると報じられている。そのような厳しい状況の中、スペイン紙マルカ電子版がドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」のデータをもとに、スペインリーグで今夏、特に市場価値が上昇している選手の増加率ランキングを30日に発表した。

ランキングトップはバレンシア所属のスペイン人DFウーゴ・ギジャモン(20)。今月発表された最新の市場価値が20万ユーロ(2400万円)から500万ユーロ(約6億円)へと値上がり、増加率は2400%となっている。

そして、今季のスペイン1部リーグを7位で終え、クラブ史上初の欧州リーグ出場権を手に入れたグラナダがランキングトップ10に最多3選手を輩出している。

今季マジョルカでプレーした日本代表MF久保建英(19)の市場価値は1350万ユーロ(約16億2000万円)から3000万ユーロ(約39億円)に値上がり、増加率122%で21位だった。

久保と一緒に中盤を形成したサルバ・セビージャが増加率400%で4位に入っている。(高橋智行通信員)

◆スペインリーグの市場価値増加率ランキングトップ10

()内は今季所属したクラブ

1位 ウーゴ・ギジャモン(バレンシア):2400%

20万ユーロ(2400万円)→500万ユーロ(約6億円)

2位 ニコ・メラメッド(エスパニョール):900%

30万ユーロ(約3600万円)→300万ユーロ(約3億6000万円)

3位 ボルハ・サインス(アラベス):733%

30万ユーロ(約3600万円)→250万ユーロ(約3億円)

4位 サルバ・セビージャ(マジョルカ):400%

20万ユーロ(約2400万円)→100万ユーロ(約1億2000万円)

5位 アーローン・エスカンデイ(グラナダ):233%

30万ユーロ(約3600万円)→100万ユーロ(約1億2000万円)

6位 カルロス・フェルナンデス(グラナダ):213%

※セビリアからの期限付き移籍

320万ユーロ(約3億8400万円)→1000万ユーロ(約12億円)

6位 ボルハ・マジョラル(レバンテ):213%

※レアル・マドリードからの期限付き移籍

320万ユーロ(約3億8400万円)→1000万ユーロ(約12億円)

6位 レイモン・アジーズ(グラナダ):213%

80万ユーロ(約1億600万円)→250万ユーロ(約3億円)

9位 ジョン・グリディ(2部ミランデス):208%

※レアル・ソシエダードからの期限付き移籍

32万5000ユーロ(約3900万円)→100万ユーロ(約1億2000万円)

10位 マヌ・サンチェス(アトレチコ・マドリード):196%

270万ユーロ(約3億2400万円)→800万ユーロ(約9億6000万円)