スペイン1部レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督が新たに、モナコに所属するU-19(19歳以下)フランス代表DFブノワ・バジアシーレ(19)に注目しているとスペイン紙アスが31日に報じている。

バジアシーレはモナコの下部組織育ちで、トップデビューは17歳。フランス国内で将来を期待されるセンターバックのひとりで、身長192センチの長身で、新たなDFバラン(Rマドリード)と目されている。

バジアシーレは力強さのある左利きのセンターバックで、右利きのセルヒオラモスとバランを補うことができ、クラブが求める資質を備えている。ウパメカノ(ライプチヒ)、ガビリエウ(リール)、サリス(バリャドリード)と並び、ジダンのDF獲得候補リストに名を連ねることになった。しかしクラブは今夏、新型コロナウイルスの影響を財政面に受けているため、選手獲得については非常に慎重になっている。

またバジアシーレはモナコと24年まで契約を結んでおり、欧州のビッグクラブの間では知られていない名前ではないため、移籍金は約42億~48億円と高額に見積もられている。

これまで欧州ではマンチェスター・シティーのグアルディオラ監督が獲得候補リストの上位に置いていた(最終的にボーンマスのアケを選択)他、バレンシアも興味を持ち、昨季はウルバーハンプトンが約40億8000万円のオファーを出していた。(高橋智行通信員)