スペイン紙マルカは5日、日本代表MF久保建英(19)について、「おそらく今夏の移籍市場で最も“恋人”の多いレアル・マドリードの選手」と伝え、久保を求めるクラブが多いことをあらためて強調した。

レアル・マドリードが来季の久保について、期限付き移籍だけを考えている中、オファーが殺到。今週になって、ウナイ・エメリ氏が新監督に就任したビリャレアルが最有力候補に挙がっている。同紙によるとビリャレアルは、久保の将来性と商業面のポテンシャルを評価し、最優先で獲得を目指しているという。

久保に興味を示しているのはビリャレアルだけではない。スペインの多くのクラブのほか、バイエルン・ミュンヘンなど海外のクラブも狙っている。レアルはハメス・ロドリゲスを2年間貸し出していたことでも分かるように、バイエルンとの関係が非常に良好である。

一方で、レアルは久保がスペイン国内で成長し続けることを望んでおり、ビリャレアルの提案が他の多くのオファーを退け、完全に有利に立っていると、マルカ紙は伝えている。(高橋智行通信員)