スペイン1部のバリャドリードが2部に降格したマジョルカのクロアチア人FWアンテ・ブディミール(29)の獲得に動いていると、5日にスペイン紙アスが報じた。

ブディミールは今季、久保建英とともにマジョルカの攻撃を支え、チーム得点王になったものの、マジョルカが2部に降格したことで今夏、いくつかのクラブに興味を持たれている。

そんな中、アス紙はバリャドリードがブディミールに獲得に動いていると伝えている。しかし、バリャドリードは契約解除金の1500万ユーロ(約18億円)はもちろんのこと、スペイン2部リーグの移籍金最高額の600万ユーロ(約7億2000万円)より高い金額を支払うつもりはないとのこと。これはエンリク・ガジェゴが昨夏、ウエスカからヘタフェに移籍した際の金額である。そのためバリャドリードは現在、マジョルカ相手に値下げ交渉に取り組んでいる。

一方でバリャドリードはブディミールとの交渉よりも、モンテレイ(メキシコ)に所属する右サイドバックのステファン・メディナ獲得のオペレーションを優先させていると同紙は伝えている。(高橋智行通信員)