レアル・マドリードは昨季に続いて決勝トーナメント1回戦で姿を消した。スペイン紙アス電子版はRマドリードのジネディーヌ・ジダン監督の記者会見の模様を伝えている。

「満足することはできないが、自分たちがやったことに誇りを感じている。素晴らしいプレーをした相手を祝福する必要があるし、言い訳を求めてはダメだ。我々は2試合とも敗れたが、私は自分のチームをとても誇りに思っている。我々はピッチで全力を尽くしたが、うまくいかない時もある」と振り返った。

主将のDFセルヒオラモスを出場停止で欠いた最終ラインで、DFバランが前半9分、後半23分と不用意にボールを取られて失点。

その守備について「最初の15分~20分間、ナーバスになっていた感じがあったが、その後、我々は十分いいプレーをした。そして後半、我々がかなり良かった時に、彼らに2点目を決められてしまった」と説明。

バランのミスについては「私は彼に何も言っていない。ただ頭を上げるように伝えただけだ。なぜならシーズンを通じて選手たちがやってきたことの95%は本当に素晴らしいものだったからね。私はそのことを選手たちに話し終えたばかりだ」と擁護した。

今シーズンの評価については「非常に良かった。我々は良い結果で終われなかったが、シーズンはとても素晴らしかった。選手たちのやったことに満足する必要がある」と答えた。

来季の去就については「私はここにいるし、何かが起こるまで、私はRマドリードの監督だ。その件についてこれ以上質問してはいけない。今はしっかりと休む必要があるし、その後、我々は素晴らしいシーズンを送るため、全員で戻るつもりだ」と返答した。

Rマドリードは今季、リーグ戦とスペイン・スーパー杯の2冠を達成し、新型コロナウイルスの影響により、例年に比べ非常に長く特異なシーズンの幕を閉じた。(高橋智行通信員)