アトレティコ・マドリードが9日、新型コロナウイルスのPCR検査で2人が陽性反応を示したと、クラブ公式サイトで発表した。

Aマドリードは8日、13日にポルトガルのリスボンで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝、ライプチヒ戦に向け、スタッフ含む遠征メンバー全員に対してUEFA(欧州サッカー連盟)の衛生プロトコルによるPCR検査を実施した。

その際、2人が陽性反応を示したため、すでに自宅隔離にしていると公表。しかし、この2人が選手かどうかを明らかにはしていない。

Aマドリードはこの件について即座に、スペインとポルトガルの保健省、UEFA、スペインとポルトガルのサッカー連盟、スペイン政府のスポーツ上級審議会に報告している。

そして再検査を実施したことにより、リスボンへの移動プランや宿泊先、練習時間の変更などを余儀なくされる可能性が高いため、今後、UEFAとスケジュール調整で話し合うことになるとのこと。

Aマドリードは当初、10日夜にリスボンへ移動し、11日午前にベンフィカの下部組織の練習場、12日に試合会場のジョゼ・アルベラーデでそれぞれトレーニングを行う計画を立てていた。

クラブが1週間前の2日にPCR検査を実施した時は全員が陰性反応を示したという。そして今回、2人が陽性反応を示した後、選手たちに対して再検査を実施。選手以外のリスボン遠征メンバーについてもこの後、同様の検査を行い、全ての結果が10日に出る予定だという。

(高橋智行通信員)