バルセロナはバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2-8と大敗を喫したが、これを受けてバルセロナが無冠に終わるのは12年ぶりのことだと、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が報じている。

バルセロナがこれまで、最後にタイトルを1つも獲得できずにシーズンを終えたのは、フランク・ライカールト氏が指揮した07-08年シーズンのことだった。

それ以降、ヘラルド・マルティーノ氏が監督を務めた13-14年シーズンは厳しい1年だったが、13年夏に行われたスペイン・スーパー杯でアトレティコ・マドリードを破り、無冠を免れていた。

バルセロナは今季、1月にサウジアラビアで開催されたスペイン・スーパー杯準決勝でAマドリードに敗れた後に指揮官だったエルネスト・バルベルデ氏が解任され、キケ・セティエンが新監督としてやって来た。しかし、その後はスペイン国王杯準々決勝でビルバオに敗れると、新型コロナウイルスの影響を受けて中断、延期されたリーグ戦も最終的にレアル・マドリードに逆転されて2位で終了していた。(高橋智行通信員)