バルセロナ(スペイン)はバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)に2-8と大敗を喫し、新型コロナウイルスの影響により延期され、長くなったシーズンを終了した。キケ・セティエン監督が試合後に記者会見に出席し、ビデオ通話で記者の質問に答えた様子を、スペイン紙アス電子版が伝えている。

セティエン監督はBミュンヘン相手に惨敗を喫したことを受け、来季もバルセロナの監督を続けるか、それともこれが最後の試合になるかを問われ、「あの大敗、そしてあの起こり方により私は傷ついている。あの敗北は自分の将来のためだけでなく、本当に大きな痛みだ。私は自分が選んだ職業を分かっている。しかし、あれがサポーターやクラブにとって痛いものであることを私は分かっているし、あの本当につらい敗北が意味するものを私は理解している」と返答した。

ピケが試合終了後、すべての面を変える必要があると発言したことについては、「ジェラール(ピケ)はずっとここで過ごしてきた選手だ。一方、私は6~8カ月だよ。彼の発言はおそらく理にかなっているものだが、私はそのことについて話すのに最も適している人間ではない。これは大きな痛みだが、バルセロニスモ(バルセロナ主義)はアイデンティティーを回復させ、このことを忘れる必要がある。私には多くのこと、もしくはわずかなものを変えればいいのかは分からない。しかしこのクラブで生涯を過ごしてきた選手の反省は何かを示しているよ」と見解を述べていた。(高橋智行通信員)