欧州リーグ(EL)の決勝が21日(日本時間22日)にケルン(ドイツ)で開催され、セビリア(スペイン)がインテル・ミラノ(イタリア)を3-2で破って優勝した。前身のUEFA杯を含め、クラブが持つ同大会の最多優勝回数を6に更新。FWルーク・デヨング(29)が2得点の活躍で勝利に大きく貢献し、マン・オブ・ザ・マッチに輝いた。

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“ELマイスター”のセビリアが強さを示した。インテルに先制点を奪われるも、前半12分にデヨングがヘディングで決めて同点。同33分にはFKをふたたび頭で合わせる勝ち越し弾を奪った。チームは36分に追いつかれるも、後半29分にオウンゴールで勝ち越し、そのまま逃げ切った。スペイン紙アスはデヨングが試合後に「自分のゴールはそれほど重要ではない。チームが勝つことが達成できたことが本当によかった」と喜びを語ったことを伝えた。

セビリアは6月に国内リーグが再開して以降、これで全公式戦で10勝5分け。最後は得意のELで無敗を貫いた。リーグは4位で終えたものの、この優勝によって来季の欧州チャンピオンズリーグは第1シードのグループとなるポット1に入ることも決まった。17年シーズン以来の出場となる同大会は8強が最高成績。次は世界最高峰のCLで、まだ見ぬ4強を目指す。