ドイツ1部ビーレフェルトに加入した日本代表MF堂安律(22)が6日、シーズン開幕前最後の練習試合でDF板倉滉のフローニンゲン(オランダ)と対戦し、古巣相手に後半から出場した。板倉は前半のみの出場だった。

堂安は5日にPSVアイントホーフェン(オランダ)から1年間の期限付き移籍で加入したばかり。クラブ公式サイトは新戦力のプレーについて「最初の数分でドリブルとパスなど技術の高さを見せた」とし、本人は「プレーできて良かった。加入してまだ2日しかたっていないし、これからみんなを知る必要がある。それは非常に重要」と語った。

試合は前半17分に、1年間のブランクをへて現役復帰した元オランダ代表の36歳ロッベンに先制点を許したが、同21分にコンスブルックが決めて同点。そのまま1-1で引き分けた。

ノイハウス監督は「部分的には満足している。最初はアグレッシブさを欠いたが、徐々に良くなった。特に後半の方が良かった」と、チームとして堂安がピッチに立った後半の戦いを評価した。

来年に延期された東京五輪で主力として期待される堂安は、17年にJ1のガンバ大阪からフローニンゲンに移籍。昨年8月に5年契約で加入したオランダの強豪PSVでリーグ戦19試合2得点にとどまった。

ビーレフェルトは昨季ドイツ2部で優勝して1部復帰。14日のドイツ杯1回戦で今シーズンをスタートし、19日のリーグ初戦で長谷部誠と鎌田大地のアイントラハト・フランクフルトと対戦する。