レアル・マドリードは、ウェールズ代表FWギャレス・ベール(31)と契約解除に向けた道を探しているとスペイン紙マルカ電子版が9日に報じている。

ベールの契約は2022年6月30日まで残っているが、ジネディーヌ・ジダン監督の戦力に入っていない。残留した場合、新シーズンはずっとスタンドで試合を眺める可能性が高いと推測されている。

同紙は英紙テレグラフの情報から、Rマドリードが経済的コストを軽減させ、7年間続いた関係に終止符を打つため、移籍金ゼロで移籍させることを認め、契約の残る2年間の高額な年俸の半分を支払うことでベールと同意していると伝えた。ベールの年俸は手取り1450万ユーロ(約18億1250万円)で、移籍先の最有力候補にプレミアリーグが挙がっているという。

Rマドリードが年俸の半額を請け負うということは、ベール獲得に特に興味を持っているトットナムやマンチェスター・ユナイテッドなどのクラブにとって有利に働くことになるとみられている。

ベールは9日、代表ウイークを経て、プレシーズン開始後初めてチームに復帰したが、代表戦で膝を打撲したため、グループ練習に参加せず、ジムトレーニングを実施しただけだった。(高橋智行通信員)