スペイン1部バルセロナは10日(日本時間11日)、来年3月20日と21日に会長選挙を行うことを発表した。同日のクラブの理事会で決定した。

バルセロナでは、今オフにレジェンドであるFWリオネル・メッシ(33)とジョゼップ・バルトメウ会長(57)の対立が表面化。生え抜きのメッシがクラブへ退団希望を提出する事態へと発展し、協議の末に4日に残留が決まっていた。

次期会長選をめぐっては、立候補予定者のビクトル・フォン氏やジョルディ・ファレ氏らが現会長らに対する不信任投票への署名活動を行っていると現地で報じられるなど、クラブフロントへの不信感は高まるばかり。スペイン紙マルカなどは、03年の元ブラジル代表FWロナウジーニョ獲得や08年のグアルディオラ監督(現マンチェスターC監督)就任に関わった元会長のジョアン・ラポルタ氏の立候補の可能性も報じており、混迷するスペインの名門の行く末からはまだまだ目が離せない。