日本代表MF久保建英(19)が所属するビリャレアルのエメリ監督が、13日に行われるスペイン1部リーグ開幕のウエスカ戦を2日後に控え、記者会見に出席した。

その際、エメリ監督は岡崎慎司擁するウエスカと対戦することについて「我々が昨シーズン、1部に昇格したばかりのグラナダと引き分けたように、ウエスカ戦には初戦が難しいものになるという暗示がある。またそれは、偉大なデポルティボ相手に3-0で勝利した私のアルメリアでのデビュー戦を思い出させるものでもあるよ」と、1部昇格を成し遂げたばかりのチームに勝つのが容易ではないことを強調した。

エメリは監督としてスペイン1部リーグに初めて挑んだ07-08年シーズン、アルメリアを率いてアウェーで行われた開幕戦でデポルティボ相手に3-0で快勝し、最終的に8位という好成績でシーズンを終えていた。

また、エメリ監督はウエスカについて「ブロックを維持し、非常に優れた選手たちを抱えているチームだ。彼らからボールを奪うのは簡単ではないので、我々はハイプレスを仕掛ける必要がある」と印象を語った。

久保については「タケは進歩を遂げている最中だ。攻撃の3つのポジションでプレーできるし、私は彼とそのことについて話したよ。そして我々は彼を快適にするための仕事に取り組んでいる。我々は彼が競い合う姿を見てみたい。ライン間のプレーや1対1などでチームに多くのものをもたらせられることを分かっているが、私は彼により相手ゴールの近くにいることを望んでいる。タケはメンタルがとても強い選手だよ」と言及した。

無観客開催については「我々は無観客の中、ホームでプレーすることになるが、それは私にとって初めての経験となる」と明かしている。(高橋智行通信員)