昨季覇者リバプール所属のFW南野拓実(25)は20-21年シーズン開幕戦で出場チャンスがなかった。試合は両チーム合わせて7ゴールが飛び出すという派手な展開で、リバプールはFWサラーのハットトリックなどで4-3で競り勝ち、本拠地アンフィールドでの無敗記録を60試合に伸ばした。

前半4分、サラーがエリア内での相手ハンドで得たPKで先制ゴールした後、すぐ同12分に追いつかれた。同20分にDFファンダイクが左CKからヘディングで追加点を挙げたが、同30分に同点とされた。同33分にサラーがロングFKを起点としたこぼれた球を左足での強烈シュートで2得点目を奪取。勝負あったかにみえたが、後半21分に再び同点に。最後は同43分、MFファビーニョが倒されて得たPKをサラーが確実に決め、決着をつけた。

開幕戦で3得点を挙げたサラーは「(本拠地)アンフィールドで、ファン不在のプレーはとても大変でした。リーズはしっかりとプレスを本当に強かった。タフなチームであり、よく反応していた。我々が良い試合をした。いい仕事をしたが、3失点したので改善しなければ」と反省も忘れなかった。

ユルゲン・クロップ監督は「自転車に乗るようなものではなく、シーズン開幕前に(連係面の)何かを失う可能性があり、すべてが再び戻るには時間がかかるものだ。私はこのゲームに対して前向きだ」と振り返った。