MF久保建英を擁するビリャレアル所属のナイジェリア代表MFサム・チュクウェゼ(21)が、スペイン1部リーグ開幕戦で被ファウル数トップの選手になったとスペイン紙アス電子版が14日に伝えている。

8月に欧州カップ戦や1部昇格プレーオフに参加したレアル・マドリード、バルセロナ、アトレチコ・マドリード、セビリア、ヘタフェ、エルチェの試合が延期された中、スペイン1部リーグ開幕戦は12日と13日に7試合が行われた。

ビリャレアルは1部復帰を果たしたばかりの岡崎慎司所属のウエスカと対戦。右サイドハーフでフル出場したチュクウェゼは、チームの総被ファウル数22回のうち、36%を占める8回のファウルを受け、開幕戦7試合の中で最も被ファウル数の多い選手となった。

チュクウェゼに続き、被ファウル数が多かったのは、エメルソン(ベティス)で6回。そしてマクシ・ゴメス(バレンシア)、ガラン(ウエスカ)が5回で続いている。

またチュクウェゼは昨季のリーグ戦37試合に出場し、ファウルを合計で50回受けていた。これはジェラール・モレノに51回に次ぎ、チームで2番目に多い数字だった。そして今季はすでに初戦で8回ものファウルを受けているため、昨季以上に相手にとって危険な存在となりそうだ。(高橋智行通信員)