スペイン1部ビリャレアルは16日、エクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャン(22)をワトフォードから獲得したことを正式発表した。

ビリャレアルはプレシーズンマッチのテネリフェ戦でアルベルト・モレノが左膝前十字靱帯(じんたい)断裂による全治6カ月を超える大けがを負ったため、左サイドバックの補強が急務になっていた。

昨季は期限付き移籍で所属したオサスナで公式戦39試合1得点7アシストを記録した他、スペインのグラナダ、アルメリア、マジョルカでのプレー経験があるエストゥピニャンと長期契約を結んだ。

スペイン紙アスによると、契約期間はビリャレアル史上最長の7年間、移籍金もクラブ史上のDF最高額となる1630万ユーロ(約20億3750万円)となっている。

これまでビリャレアルが最高額で契約を結んだDFは、ルベン・セメドで1400万ユーロ(約17億5000万円)。クリスティアン・サパタと現在も所属するフネス・モリが900万ユーロ(約11億2500万円)で続いている。

ビリャレアルにとってエストゥピニャンは、久保建英、フランシス・コクラン、ダニ・パレホ、ヘロニモ・ルジに次ぐ今季5人目の新入団選手となり、クラブはこれまで補強に約3300万ユーロ(約41億2500万円)を費やしている。(高橋智行通信員)