イングランド・プレミアリーグのトットナム移籍が間近と伝えられているレアル・マドリードのウェールズ代表FWガレス・ベール(31)が17日、チームメイトに別れを告げたとスペインのサッカー番組「フゴネス」が同日に報じている。

ベールは今月上旬に行われた代表戦で膝を痛めたため、Rマドリードでのプレシーズンに合流した後、室内施設で調整を続けてきた。そのような状況の中、同メディアは17日の練習後、ベールがチームメートを集めて別れの挨拶をしており、この日がベールにとってRマドリードでの最後の日になると伝えている。

また、スペイン紙アスによると、Rマドリードも既に別れの準備をしており、クラブのオフィシャルショップでベールのユニフォーム販売を止めているとのこと。

ベールは翌18日、Rマドリード所属のDFセルヒオ・レギロンと一緒にロンドンに飛び、トットナムと契約を結ぶと見られている。昨季セビリアに期限付き移籍で所属したレギロンも、トットナムへの移籍が間近と報じられている。

しかしベールの契約内容については不明な点が多くなっている。現時点では完全移籍か期限付き移籍かが決定しておらず、年俸についてもトットナムが全額払うのか、それともRマドリードが半額受け持ち、トットナムが残りの税込約1500万ユーロ(約18億7500万円)を支払うといった、様々な情報が出ている。

アス紙はまた、ベールが退団した場合の背番号11について、後継者としてMFアセンシオとFWビニシウスの名が挙がっていることを伝えている。(高橋智行通信員)