ドイツ1部リーグは18~20日に今シーズンの開幕節9試合が行われ、9連覇を狙うバイエルン・ミュンヘンがFWニャブリのハットトリックなどでシャルケに8-0と大勝した。昨季、欧州チャンピオンズリーグ(CL)とドイツ杯を合わせ3冠を達成したチームに死角はなさそうだ。

打倒バイエルンの1番手である昨季2位のドルトムントは、ホームでボルシアMGに3-0で快勝。若い力で白星スタートを飾り、今後への期待が高まった。ファブレ監督は「まだ1試合を終えたにすぎないが、我々には若い選手が多くいる」と話した。

開幕戦では20歳のノルウェー代表FWハーランドが2ゴールを挙げ、昨季17ゴールをマークした20歳のイングランド代表MFサンチョが1アシスト。米国代表の17歳MFレイナは1部リーグ戦初ゴールを記録し、その得点をアシストしたのがU-21イングランド代表の17歳MFベリンガムだった。U-23ブラジル代表の18歳MFヘイニエルもレアル・マドリードから期限付き移籍で今季加入しており、若く無限の才能を秘めた逸材がそろう。

ファブレ監督は「週3試合を行うのは体力的に厳しいかもしれないが、若い選手にはあまり関係ないだろう」と期待。今季のクラブリーグ戦第1号ゴールを決めたレイナは「若い選手が多くて楽しい。もっとハードワークして成長したい」と、さらなる飛躍を誓っていた。