フランス・プロサッカーリーグは23日、パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表MFディマリア(32)に4試合の出場停止処分を科した。試合終了間際の乱闘で5人の退場者を出した13日のマルセイユ戦で相手選手に唾を吐いたとされている。

国際サッカー連盟(FIFA)が新型コロナウイルス感染拡大を防ぐため唾を吐く行為に警告を出すことを検討している中、アルゼンチン代表MFの行為には非難が殺到していた。

16日にはパリSGのFWネイマールがマルセイユのDFアルバロ・ゴンザレスの後頭部を殴ったとして2試合の出場停止が発表され、マルセイユのDFアマビを蹴ったパリSGのDFクルザワが最も厳しい6試合、アマビも3試合の出場停止となっていた。

ネイマールから人種差別的な言動があったと訴えられたゴンサレスは調査の対象となっており、リーグは30日の懲戒会議後にその決定を下す予定になっている。また、ネイマールもマルセイユのDF酒井宏樹に対して人種差別発言を行った疑いがあり、フランス紙レキップによれば、そうした差別発言が判明した場合、8~10試合の出場停止処分が科される可能性があるという。