9月13日に行われたフランスリーグ第3節パリ・サンジェルマン-マルセイユ戦で、ネイマールとアルバロ・ゴンサレスによる人種差別発言をめぐる騒動について、マルセイユのアンドレ・ビラスボアス監督が、10月2日にコメントを出した。また、所属する日本代表DF酒井宏樹(30)の態度は立派だとほめたと、3日のフランス紙レキップが報じた。

ビラスボアス監督は「我々は満足し、パリも満足している。我々は続けていく。私は、サッカー界における人種差別とホモフォビア(同性愛嫌悪)に常に反対するつもりだ。アルバロ(ゴンザレス)は人種差別主義者ではないし、ネイマールも人種差別主義者ではないと私は確信している」と述べたという。

さらに、同紙は、酒井がインスタグラムで、ネイマールから「人種差別発言」の被害を受けていないと説明していたとし、これについて、同監督が言及。「酒井は立派な人だ。あなた方はネイマールと彼(酒井)の間の口論の映像を見ましたね。彼の態度を見ると、それはとても人間味がある。我々は彼のこの良い態度に慣れている。彼もまた頭からこの件を離したかったのだと思う。これは彼の立派な行為だ」とほめたたえたと伝えた。(松本愛香通信員)