ドイツ代表GKテアステーゲン(28)がバルセロナと契約延長する予定だとスペイン紙マルカ電子版が11日に報じている。

現在の契約は2022年6月30日までとなっており、まだ正式にサインはしていないが、3年延長の2025年6月30日までになる予定だという。

契約延長に向けた交渉は昨年スタートしていたが、テアステーゲンがリバプールのアリソンやアトレチコ・マドリードのオブラクを上回る、GKとして世界最高額の年俸を求めたことにより難航し、新型コロナウイルスの感染拡大により今年3月以降ストップしていた。

そして今夏、交渉が再開。クラブはこれまでのパフォーマンスを高く評価し、テアステーゲンが要求する年俸が手取り1800万ユーロ(約22億5000万円)と非常に高額であるものの、受け入れることで合意に達しているとのこと。

しかし今季、バルセロナは新型コロナウイルスの影響を大きく受けて財政難に陥っており、年間予算および給与総額の削減が必要になるため、すでに選手たちに給与の値下げを要請していた。

そのため両者は給与の支払い方法を模索し、最終的に最初数年間は新年俸の全額までは支払わず(明確な金額は不明)、その後の契約期間内で不足分を補償する形を取ることで交渉がまとまっていると同紙は伝えている。

またマルカ紙によると、バルセロナは高額な年俸を支払うことになったものの、テアステーゲンを今後もクラブを支える最も重要な選手の1人と考えているため、契約延長交渉できることに対して、大いに満足しているとのことだ。

(高橋智行通信員)