ビリャレアルのウナイ・エメリ監督が12日、クラブの地元紙エル・ペリオディコ・メディテラネオでMF久保建英や18日に行われるバレンシアとのダービーマッチなどについて語った。

エメリ監督はその際、どの選手が久保に似ているかを問われ、「ダビド・シルバによく似ているよ」と今季マンチェスター・シティーからレアル・ソシエダードに移籍した元スペイン代表MFの名を挙げた。

「私は彼を22歳の時に指導したが、より成熟していたよ。なぜなら彼はバレンシアに戻る前、エイバルとセルタへの2度の期限付き移籍を経験していたからね。シルバは11番(左サイドハーフ)よりも7番(右サイドハーフ)としてプレーすることが多かった。なぜなら彼は左利きで、そのサイドでプレーすることを好んでいたからね」と当時を振り返った。

エメリ監督が久保をビリャレアルに入団させる大きな鍵になったかについては「彼との会話は、10番(トップ下)や11番(左サイドハーフ)でプレーするよりも競争力の高い右サイドで戦うためにやって来るというものだったが、まだ足りないものがある。しかし彼の仕事に対する姿勢は素晴らしいし、そのことは彼をとても良い方向に導いてくれるはずだ。そしてすでに我々が求める競争レベルを身につけている最中だ。彼はステップを踏む必要のある、成熟している青年だよ」と説明した。

バレンシアダービーについては「彼らは上位6強に入るために、とても優れたイレブンを抱えているし、素晴らしい監督(ハビ・グラシア)がいる。そしてプレシーズンでは我々に勝利した。それらのことが結びつき、バレンシアのモチベーションは非常に高いだろう。しかし我々にはバレンシアを倒すという明確な目標がある」とコメントした。

ビリャレアルは18日に、今季最初のバレンシアとのダービーマッチをホームで迎えることになる。

(高橋智行通信員)