レアル・マドリードが17日にホームで行われるスペイン1部リーグ第6節カディス戦に向け、12日も練習を継続した。ジネディーヌ・ジダン監督はその際、代表選手10人が不在であること、負傷者が7人いることにより、下部組織から多数の選手を招集。その中で、中井卓大(16)が初めてトップチームの練習に参加したことをスペイン紙アス電子版が12日に報じている。

“ピピ”の愛称で知られる中井は10歳の時の14年、Rマドリードの下部組織に入団。その後、順調にステップアップを重ね、今季はフベニールB(高校生年代のカテゴリー)に所属している。本来のポジションはトップ下だが、ボランチでのプレー経験も豊富である。

また、クラブのレジェンドであるBチームのカスティージャ指揮官ラウールにその実力を評価されており、ここ数週間で3度練習に呼ばれていた。さらに8日、英紙ガーディアンにより、03年生まれの世界で最も才能のある若手60選手に選出されたばかりだった。(高橋智行通信員)