日本代表MF久保建英(19)が、今季の欧州リーグ初戦で自身の今季初ゴールを決めるなど3得点に絡む1ゴール2アシストの活躍を見せ、勝利に大きく貢献した。

ビリャレアルに加入後、初のスタメンとなった久保。先制点となるゴールは前半13分だった。右よりからMFチュクウェゼが放ったミドルシュートがGKにはじかれたこぼれ球に詰め、左足で冷静に決めた。

続く前半20分にはFWバッカの追加点をアシストした。中央付近から加速し右サイドからパスを呼び込むと、ゴール前へ絶妙なスルーパスを送ってゴールを演出した。

チームは同33分、43分の失点。2-2の同点で前半を終えた。ビリャレアルの勝ち越しは後半12分。左CKで久保がキッカーを務めると、DFフォイスにぴたりと合わせ、ヘディング弾を演出した。

19分に直接FKを決められてふたたび同点とされる。追いつかれたことを受けて途中出場した攻撃の柱であるFWパコ・アルカセルが期待にこたえ、29分、33分と立て続けに得点した。突き放したビリャレアルが白星スタートを決めた。

久保はリーグでは開幕から途中出場が続き、プレー時間は短かった。今月にオランダで行われた日本代表の活動では「ゴールはどこが相手でも狙っている。点を取ることが一番の貢献」と前線に立つ選手の責任を口にしていた。訪れたスタメンのチャンスで会心の結果を残した。