【ビリャレアル(スペイン)高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(19)が、今季の欧州リーグ初戦で自身の今季初ゴールを決めるなど3得点に絡む1ゴール2アシストの活躍を見せ、勝利に大きく貢献した。

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久保は今季、公式戦7試合目にして初先発。4-2-3-1のトップ下に入り、キックオフからアクティブな動きを見せて前半5分にFWバッカのシュートチャンスを作った。

そして同13分、MFチュクウェゼのミドルシュートがGKサマッサに防がれた後、そのリバウンドを久保が蹴り込み今季初得点となる先制点を記録すると、同20分に久保の絶妙なスルーパスからバッカが決め2点差にした。

後半開始時、エメリ監督が2点リード後に崩れたバランスを修正するため、MFバエナに代えてMFイボラを投入し、システムを4-3-3に変更したことで、久保は右ウイングでプレーした。そして同12分にCKからDFフォイスのヘディングでのゴールをアシストした。

その後、決定的チャンスは作れなかったものの攻撃のつなぎ役としてチームメートと連係し、同44分のペナルティーエリア外からのシュートは大きく枠の上を越えていった。

久保は1得点2アシストという大きな結果を残してチームの勝利に大きく貢献し、今季初先発の試合を終えている。

試合後、久保はフラッシュインタビューにスペイン語で答えた。

-初先発でした

久保 誰がプレーするのか決めるのは僕ではなく監督だ。全ての選手がスタメンになることを望んでいるし、激しい競争がある。物事を積み重ねることができたので、週末どうなるか様子を見るつもりだよ。個人的には満足しているし、これからも積み重ね、続けていきたい。

-チームの欧州リーグでの足取りについては

久保 1試合ごとに臨んでいき、首位を考える必要がある。そして僕たちは1次リーグの全試合を戦い終えた時に順位表を見て、決勝トーナメントに焦点を当てるつもりだよ。