【ビリャレアル(スペイン)高橋智行通信員】日本代表MF久保建英(19)が所属するビリャレアルが、シワススポル(トルコ)に5-3で勝ち、白星スタートを切った。

試合後、ウナイ・エメリ監督が記者会見に出席し、戦いを振り返った。1得点2アシストと大活躍した久保建英については、「我々は彼に仕事を頼み、それをやり遂げてくれた。でもそれは久保だけではなく、サム(チュクウェゼ)やピノなどもそうだった。我々は競争を好ましく思っているし、勝利して1歩踏み出せたのは良いことだ」と言及した。

試合全体については「90分の間に、あまりにも多くのことが起こったのは事実。より我々が有利だった。チャンスをあまり与えなかったにもかかわらず、我々にかなり大きなダメージを与えてきた。この勝利は重要だ。我々は戦前、オープンな試合になると予想していたし、その通りになった。我々は決定的な瞬間により強くなれるよう、この勝利の中、自己批判をする必要がある」とチームに足りないものがあったことを強調した。

集中力の欠如があったかと問われると「そうは思わない。シワススポルは強かったし、ポテンシャルを備えていた。彼らは特定のプレーで我々に勝ち、ゴールを決めてきた。彼らはわずかなことで我々に何かできるという印象を与えたんだ。一方で我々は、チームを助けることができると信じている選手たちに出場時間を与え、責任を分配するために利用した。私はこの勝利に満足しているし、この大会やリーグ戦でメンバーを巧みにコントロールするための自信を与えてくれるはずだ」と見解を述べた。

ビリャレアルはこの後、25日に中2日でカディスとリーグ戦のアウェーゲームを戦う。大活躍の久保に対するエメリ監督の起用法に注目が集まる。