ビリャレアルは25日、スペインリーグ第7節で、前節に強豪レアル・マドリードに勝利したカディスと対戦する。試合前日の24日、ウナイ・エメリ監督が記者会見に出席し、欧州リーグで1得点2アシストと活躍した久保建英について言及した。そのもようをスペイン各紙が伝えている。

エメリ監督はその際、久保の先発出場の可能性について問われ、「我々はいつも、対戦相手が我々に要求することに注意を払い、ベストメンバーで戦うために試合の準備をしている。私はタケに満足しているし、彼は成長過程にある。試合に出場するなら、我々を助けてくれることを願っている。彼は毎試合、改善し、チームを助けるための流れの中を過ごすと思う」と言及した。

久保の現在の状況については「我々は全員を同じように扱うことから始めているが、おのおのがそれぞれ特徴を持っているのは間違いない。タケは成長するため、そしてそのパフォーマンスを通じて我々を助けるために1年間の期限付き移籍で来ているし、私は彼と一緒に内部の仕事に集中している。私は彼とたくさん話しているよ。タケは19歳の成熟した青年だが、それと同時に今すべてを望んでいる。全てを望んでいるということは、我々が要求し、それを実現できる即座のパフォーマンスに向けてポジティブなものになるかもしれない」と説明した。

そして、「彼は今後に向けた成長過程にある。彼は我々が要求することから、愛情を与えているということを感じなければいけない。それは内部の仕事であり、私には外で起こっていることをコントロールできないし、やりたくもない。彼には内部でチームメートや監督に耳を傾けて欲しい。なぜなら我々は、選手やビリャレアルにとって最高の組み合わせを求めているからね。おそらくチーム外のことは重要ではないだろう。我々が望んだタケとのつながりが重要だ。彼は先日、試合に出場するために競争があることを分かっていると話していたし、私はその通りだと思っている。我々は彼のことを信頼している。リーグ戦はまだ32試合もあり、欧州リーグやスペイン国王杯もある。まだ多くの試合が残されているよ」と語っていた。(高橋智行通信員)