ビリャレアルは25日、スペイン1部リーグ第7節でカディスとアウェーで対戦し0-0で引き分けた。この試合で今季リーグ戦初先発出場を果たした日本代表MF久保建英(19)に対して、スペイン各紙の評価は高いものではなかった。

公式戦2戦連続でスタメン入りし62分間プレーした久保について、スペイン紙マルカの評価は1点(最高3点)をだった。チームトップはペドラサとモイ・ゴメスで2点。ルベン・ペーニャ、フォイス、ジェレミの3選手は出場時間が短く評価がなく、それ以外の10選手は久保と同じ1点となった。

スペイン紙アスの久保評価も1点(最高3点)。チーム最高はペドラサ、トリゲロス、コクラン、モイ・ゴメスの4選手で2点。ルベン・ペーニャ、フォイス、ジェレミの3選手は評価なし、それ以外の8選手は久保同様に1点だった。

また、アス紙はこの日の久保について、「苦労した。欧州リーグの素晴らしいパフォーマンス後にリーグ戦スタメンデビューを飾ったが、久保をファウルで止めるという最善策を見つけたカディスの鉄壁の守備に輝くことができず、中や外でトライしたが、試合のバランスを崩せなかった。しかしファウルを何度も引き出し、自分が今後なりつつある選手としての姿をうかがわせていた」と分析した。

リーグ開幕から7試合を戦い3勝3分け1敗で勝ち点12を獲得し、4位につけているビリャレアルは次戦、29日に欧州リーグ・1次リーグ第2戦でカラバフ(アゼルバイジャン)と対戦する。

(高橋智行通信員)