レアル・マドリードのベルギー代表FWエデン・アザール(29)が27日にアウェーで行われる欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ第2戦ボルシアMG戦で招集メンバー入りし、戦列復帰が濃厚であるとスペイン紙アスが同日に報じた。

アザールが最後にRマドリードで公式戦を戦ったのは8月7日にアウェーで行われた昨季の欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦マンチェスター・シティ戦(1-2で敗北)。

その後、今季のプレシーズンを開始したアザールだったが、昨季負傷した足首に問題を抱え調整がうまくいかず、試合に出場するコンディションにはなかった。そして回復後、今季の初招集メンバー入りを果たした9月30日のバリャドリード戦では、試合当日に左足筋肉の怪我が発覚しリハビリを継続していたため、ボルシアMG戦に出場した場合、81日ぶりの戦列復帰となる。

アザールはこれまでリール、チェルシー、Rマドリードで欧州CLに通算7大会に参加し、その成績は50試合8得点10アシスト。しかし7大会中4大会を無得点で終え、365・9分ごとに1得点を記録しているのに対し、チェルシー時代のプレミアリーグでは229分ごとに1得点と、欧州CLでの得点面のパフォーマンスは低かった。

そして昨季、度重なるケガに苦しんだRマドリードでは6試合、458分間出場し0得点1アシストだった。このような状況ながらも、1億ユーロ(約125億円)で昨年の夏に獲得したアザールの戦列復帰は、クラシコを制したRマドリードにとって、ここ1週間で2番目の朗報となる。(高橋智行通信員)