新型コロナウイルスに感染したC・ロナウド不在で、今季就任したピルロ監督率いるユベントスが本拠地で、バルセロナに敗れた。

モラタが3度もゴールネットを揺らしたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による判定もあり、全てオフサイド。“逆ハットトリック”ともいえる? 珍事で無得点に終わった。

まずは前半16分。右サイドからスルーパスで抜け出す。そのままドリブルで運び、GKをかわし、3人のDFに囲まれながらもアクロバティックなキックで蹴り込んだが、抜け出した場面がオフサイドで、ノーゴール。

続いて同30分、右サイドからのクロスを右足ダイレクトで見事に蹴り込んだが、これもクロスが上がった時点でオフサイドポジションにいたと判定され、認められなかった。

三度目の正直ではなく、二度あることは三度あるとなったシーンは、後半10分。右サイドからの難しい折り返しを、右足ボレーで合わせてねじ込んだが、左足のスネから足先までがわずかに出ており、オフサイドとなった。

3度もネットが揺れたものの無得点。それどころか、公式記録上は枠内シュート0本での敗戦となった。

それでもピルロ監督は「成長の糧になる試合だった。強いチームを相手に難しい試合になることは分かっていた。私たちはまだ成長中のチームだ。選手間の距離が近すぎることが多かったので、ピッチ上のポジションを改善しないといけない」と話した。