スペインリーグが17日、今季の各クラブのサラリーキャップ(移籍金の減価償却費や選手年俸などの限度額)を公表した。

今季は無観客開催など、新型コロナウイルスの影響を多くのクラブが財政面に受けており、特にバルセロナとレアル・マドリードのサラリーキャップが大幅減となっている。

昨季サラリーキャップが最も高かったバルセロナは今季、スペイン1部リーグ20クラブ中、最も引き下げられたクラブとなった。昨季が6億7143万ユーロ(約808億9288万円)だったのに対し、今季は2億8871万ユーロ(約360億8875万円)減の3億8272万ユーロ(約478億4000万円)となり、1位の座をRマドリードに譲っている。

昨季6億4105万ユーロ(約801億3125万円)でサラリーキャップ2位だったRマドリードは今季、1億7252万ユーロ(約215億6500万円)減の4億6853万ユーロ(約585億6625万円)となり、バルセロナを抜きトップになった。

3位は昨季同様、アトレチコ・マドリード。昨季は3億4850万ユーロ(435億6250万円)、今季は9578万ユーロ(約119億7250万)減の2億5272万ユーロ(約315億9000万円)となっている。

4位は昨季同様にセビリア。昨季は1億8517万ユーロ(約231億4625万円)、今季は1億8581万ユーロ(約232億2625万円)とやや増加している。

5位は日本代表MF久保建英が所属するビリャレアル。昨季は1億859万ユーロ(約135億7375万円)で6位だったが、今季は3665万ユーロ(約45億8125万円)増の1億4524万ユーロ(約181億5500万円)でバレンシアを抜いている。

その他の日本人選手の所属クラブを見てみると、エイバルは昨季4712万ユーロ(約58億9000万円)、今季は442万ユーロ(約5億5250万円)減の4270万ユーロ(約53億3750万)で15位となっている。

岡崎慎司がプレーするウエスカは、2部にいた昨季は1704万ユーロ(約21億3000万円)、今季は2倍以上の3706万ユーロ(約46億3250万円)で19位となった。

(高橋智行通信員)