国際サッカー連盟(FIFA)が、世界中の女性選手や監督のための出産に関する規則を初めて提案したと19日付英BBC電子版が伝えた。妊娠した選手や監督は、少なくとも14週間の産休を得る権利があり、その間最低でも3分の2の報酬を受け取ることができる内容が含まれているという。

12月のFIFA評議会で承認を得る必要があるが、法務およびコンプライアンスの最高責任者エミリオ・ガルシア・シルベロ氏は「クラブは、選手が妊娠したという理由で契約を解除することができなくなる。このようなことが起こった場合、クラブは罰金を支払うだけではなく、スポーツ的な制裁を受けることとなり、選手は補償の対象となる。移籍禁止がクラブに課されることになり、女性選手たちは守られる。国によっては、すでにこのようなルールが設けられているが、211の異なる地域で採用される。来年1月1日から施行される予定だ」とコメントした。(A・アウグスティニャク通信員)