ディエゴ・マラドーナ氏の死因などについて調べているアルゼンチン当局が、主治医であるレオポルド・ルケ医師のクリニックや所有物の捜査を行った。30数人の警察官が同医師の自宅を、約20人の警察官がクリニックを家宅捜索した。

英BBC電子版によると、マラドーナ氏は今月初旬に硬膜下血腫の手術を受けたが、その後の処置に不備がなかったかを調べているという。ルケ医師はいかなる不備もなかったと主張し、起訴もされていない。

一方、25日に死去したマラドーナ氏については、同氏の弁護士が「救急車が到着するまで30分以上かかった。調査を求める」と主張。ルケ医師は「到着まで12分で、医学的なミスはない」と断言。自身もマラドーナ氏の死に対する責任はないと説明していた。