突然、ツイッターに退団の可能性を示すような投稿をしたブラジル1部の古豪、ボタフォゴのMF本田圭佑(34)が29日にクラブ側と話し合ったと、ブラジルのメディアが報じた。

ランセ(電子版)は監督交代について、本田に説明し、今後のシーズンのビジョンにも言及したと報じている。「選手はほとんどが本田の意見に賛同しているものの、SNSで一方的に表明したやり方には、あまりいい印象を抱かなかった」などと書いた。

さらに本田は、新監督とも話し合いを持ったという。ランセによると、いずれの話し合いも「前向きなものだった」という。

その理由として、本田がインスタグラムに選手と練習着で談笑している画像などを投稿し、「ともに行こう」とコメントをつけていることを、挙げている。

本田はここ数日、ツイッターで「信じられない」「彼らが、ここ数日で、私のことを納得させられないのであれば、離れることも考え始めなければならない」とツイート。

さらに「昨日の発言を悪いとは思っていない。なぜなら私にとって重要なことだから。私は、ただの雇われ人ではなく、パートナーだ」「だから全てを知るべきで、あなたたちも全てを知るべき」と、連日クラブに対する警告ともとれるツイートをしていた。

ボタフォゴは本田の加入から約10カ月で何と5人目の監督が誕生という迷走ぶり。当然というべきか、主戦場の全国選手権でも、降格圏で低迷している。

本田の、たとえクラブの経営陣に対してでも、言うべきことを言うという姿勢は、これまでも一貫している。

同時に、選手として、どのような状況であれチームメートとともに、勝利に向け100%の姿勢で、プレーし練習することも、これまで通り。

クラブとの話し合いの内容はともかく、インスタグラムの投稿とコメントで、この騒動が解決したとみるのは、楽観的すぎると、思わざるを得ない。