ビリャレアルに所属するスペイン代表DFパウ・トーレス(23)に、マンチェスター・ユナイテッドが興味を持っていると、スペイン紙アス電子版が11月30日に報じた。

パウ・トーレスは今季スペインリーグで際立つ活躍を見せる選手のひとりとなっており、さらに代表ではレアル・マドリードのセルヒオラモスとセンターバックを形成。守備の要になるまで成長している。

その素晴らしいパフォーマンスにより現在、欧州のさまざまなビッグクラブに注目を浴び、アーセナル、トットナム、リバプールなどの名前が移籍先候補として挙がっている。そんな中、アス紙は英紙ザ・サンの情報を引用し、マンチェスター・ユナイテッドが獲得に大きな興味を持っていることを伝えた。

パウ・トーレスの契約解除金は5000万ユーロ(約62億5000万円)に設定されているが、現在経済的に困難な状況を過ごすマンチェスター・ユナイテッドはその金額を支払うことができない。そのため金銭プラス、コートジボワール代表DFエリック・バイリー(26)を提供するオファーを検討しているとのことだ。

バイリーは2015年1月、エスパニョールから移籍金570万ユーロ(約7億1250万円)でビリャレアルに入団し、1年半プレーして大きく成長した後、2016年夏に移籍金3800万ユーロ(約47億5000万円)でマンチェスター・ユナイテッドに移籍した。そして現在、移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」はバイリーの市場価値を1750万ユーロ(約21億7000万円)と見積もっている。

プレミアリーグのビッグクラブの他、レアル・マドリードやバルセロナの名前も挙がっているため、来夏に向けて獲得レースが激化する可能性がある。(高橋智行通信員)