バルセロナが今冬の移籍市場でトップレベルのセンターバックを探しており、アトレチコ・マドリードに所属するブラジル代表DFフェリペ(31)獲得を目指していると、スペイン紙アス電子版が1日に報じている。

同紙によると、バルセロナは現在、センターバックのウムティティ、アラウホ、ピケ、ラングレが次々と負傷しているため、1月に1、2選手の補強が必要であるとのこと。

マンチェスター・シティーのスペイン代表DFエリク・ガルシアが以前から獲得候補に挙がっていたが、今現在、さらに別のセンターバックを探しており、フェリペに白羽の矢を立てているという。

フェリペは昨年夏にポルトからAマドリードに入団し、シーズン序盤はスタメン入りに苦しんだが、リーグ戦が中断される新型コロナウイルスの感染拡大前までにレギュラーの座をつかんでいた。しかしリーグ戦再開後にスタメン落ちし、今現在、シメオネ監督にほとんど起用されず、控えの立場が続いている。実際、シメオネ監督は最近の試合でセンターバックにサビッチ、ヒメネス、エルモソの3選手を起用している。

そのような状況の中で、バルセロナがフェリペを期限付き移籍での獲得を望む一方、Aマドリードは全ての大会に万全の状態に臨むためにセンターバックとして4選手を必要と考えているため、放出の意思はないとアス紙は伝えている。(高橋智行通信員)