レアル・マドリードに所属するクロアチア代表MFルカ・モドリッチ(35)がクラブと1年間の契約延長で合意に達したと、スペイン紙マルカが27日に大々的に報じている。

現在の契約が来年6月30日までで残り半年となっているモドリッチについて、クラブはまだ正式発表していないものの、マルカ紙によると、すでにRマドリードと2022年6月30日までの1年間の契約延長で合意したとのこと。これにより2012年8月のトットナムからの移籍後、Rマドリードに10年間所属することになる。

現在35歳のモドリッチはメンバー最年長でありながら、そのパフォーマンスや熱意、リーダーシップなど、あらゆる面で全ての人々を納得させており、その貢献度やフィジカルコンディションについて誰も疑問を持っていないという。

特に前節グラナダ戦を内転筋の違和感で欠場するまでのここ1カ月半、公式戦に10試合連続で先発出場し、ハイパフォーマンスを披露してチームを引っ張ってきた。これら全てが評価され、Rマドリードが新たな契約延長オファーを申し入れたとのことである。

モドリッチにはここ数カ月の間にカタールや米国からオファーが届いていた。しかし、本人の希望は常にRマドリードでのプレー継続であり、今年10月には「僕の願いはRマドリードでキャリアを終えること」と発言していた。そのため新契約では給料が現在受け取っている金額を下回るとのことだが、その条件を受け入れたという。

Rマドリードで9シーズン目を過ごすモドリッチはこれまで公式戦363試合に出場して25ゴールを決め17タイトルを獲得。今季はチームが戦った公式戦21試合中20試合に出場して3得点を記録し、チーム内で特に好調な選手の1人になっている。

(高橋智行通信員)