昨年1月までバルセロナの下部組織に所属したアストンビラの17歳、FWルイ・バリーが、トップチームデビュー戦で同点ゴールを決めた。

アストンビラは新型コロナウイルスまん延のため、この日はアカデミーの選手でチームを編成。バリーは1点を追う前半41分に、自陣からのMFロウのスルーパスに反応し、DF裏へ抜け出した。相手DFのR・ウイリアムズの追走を振り切ってGKと1対1になると、冷静に右足でゴール右隅へ流し込んだ。

試合には敗れたが、王者リバプールを慌てさせた一撃に、バリーは「ゴールした時、家族はテレビの前で絶叫していたと思う。人生でこんなに誇らしいことは今までなかった。ただただうれしいし、これからもっと得点したい」と喜んだ。

英デーリーメール電子版によると、バリーは試合後、ファビーニョとユニホーム交換。だがコーチから「デビュー戦のユニホームは取っておいた方がいい」と助言され、スタジアム内の通路でファビーニョを追いかけ、自分のユニホームを取り戻した。バリーにとって、この日は自分のものとファビーニョのものと2つの大事なユニホームを手にする、忘れられない一戦となった。