レアル・マドリードは9日、雪が降る中、スペインリーグ第18節でオサスナとアウェーで対戦し、0-0で引き分けた。ジネディーヌ・ジダン監督(48)が試合後、記者会見に出席し、オサスナ戦が行われたことに対して不満を述べたもようを、スペイン各紙が同日に伝えた。

ジダン監督はその際、悪天候の中でのパンプローナへの移動から試合に至るまでの一連の出来事について問われ、「ひどかった。我々は自分たちがピッチでできることをやったが、最低だったのはサッカーの試合ではなかったということだ。非常に困難なコンディションだった。我々はこの2日間過ごした後、そのように感じている。我々にはいつマドリードに戻れるのかが分からない。今日はサッカーの試合ではなかったが、我慢しなければいけないし、もうそのことを忘れ、次の試合のことを考える必要がある」と見解を述べていた。

悪天候の中でのあらゆる要素を踏まえ、オサスナ戦を中止にすべきだったかについては「その通りだ」と即答した。

今回の決定を下したスペインリーグに被害を受けたと感じているかについては「その手のことに関与するつもりはない。今日はサッカーの試合ではなかったが、最終的に我々はプレーした。以上だ。もう過ぎたことだよ。今、我々はいつマドリードに戻れるか分からないが、我々がすべきことはしっかりと回復し、次の試合について考えることだ」とコメントした。

今回、最も不快に感じたことについては「ピッチコンディションだ。機内で3時間過ごしたこと(試合前日の移動の際、悪天候のため、飛行機が3時間飛び立てなかった)に不満はない。私にとって今日は、サッカーの試合をプレーするコンディションではなかった」と率直に答えていた。(高橋智行通信員)