日本代表MF久保建英(19)が所属するヘタフェは敵地でエルチェに3-1で勝利した。久保は途中出場で新天地デビューを果たし、勝ち越しの2点目につながるシュートを放った。

レアル・マドリードから期限付き移籍していたビリャレアルを1月で退団し、今季終了までの再レンタルでヘタフェに加入が決定。本拠地であるマドリードの降雪で1度も練習を行わないまま、エルチェ戦でベンチ入りした。

1-1の後半7分にエルチェが退場者を出し、数的優位に立った後半19分、前節で足首を痛めながら出場していたFWライネスとの交替で右サイドに入った。すると24分、右サイドでパスを受けてドリブルで仕掛け、ペナルティーエリア内から左足でシュート。鋭い1発はGKにはじかれたが、これに詰めたFWマタが押し込んで勝ち越しに成功した。

32分には敵陣内でのカウンターで、中央で味方からスルーパスを受けてゴール前へ。得点機だったがDFの激しいタックルで倒され、反則はとられずゴールはならなかった。

チームは39分にPKを獲得し、これをFWロドリゲスが決めて突き放した。ぶっつけ本番の状態でピッチに立った久保は後半ロスタイムにも鋭いドリブルでペナルティーエリア内まで切り込むなど、好パフォーマンスを見せ、新天地で幸先よいスタートを切った。