アトレチコ・マドリードは12日、昨季欧州チャンピオンズリーグ準々決勝を8月に戦ったことにより延期されていたスペインリーグ第1節セビリア戦を行った。2-0で勝利し“冬の王者(リーグ前半戦の首位クラブ)”となったことをスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が同日伝えた。

Aマドリードは本拠地ワンダ・メトロポリターノにセビリアを迎え、コレアとサウールのゴールにより勝ち点3を獲得。リーグ5連勝を達成した。16試合13勝2分け1敗の勝ち点41で首位をキープしている。

これにより2位レアル・マドリード(18試合11勝4分け3敗の勝ち点37)に勝ち点4差、3位バルセロナ(18試合10勝4分け4敗の勝ち点34)に勝ち点7差をつけ、前半戦最後の第19節まで1試合を残し、前半戦首位を確定させた。AマドリードはRマドリード、バルセロナよりも消化試合が2試合少ないため、その差がさらに広がる可能性もある。

消化試合に差はあるが、第18節を終えた時点の順位で上位3強(Aマドリード、Rマドリード、バルセロナ)に、ビリャレアル(18試合8勝8分け2敗の勝ち点32)が4位、Rソシエダード(19試合8勝6分け5敗の勝ち点30)が5位、セビリア(17試合9勝3分け7敗の勝ち点30)が6位で続いている。

日本人選手所属クラブの順位を見てみると、久保建英が新加入したヘタフェ(17試合5勝5分け7敗の勝ち点20)は13位、乾貴士と武藤嘉紀が所属するエイバル(18試合4勝7分け7敗の勝ち点19)は15位、岡崎慎司がプレーするウエスカ(18試合1勝9分け8敗の勝ち点12)は最下位の20位となっている。(高橋智行通信員)