マンチェスター・シティーが、下部組織に所属する外国人選手の父親のため、架空の仕事をでっち上げていた疑いが浮上した。

英デーリーメール電子版がスポーツメディア「ジ・アスレチック」の情報をもとに報じた。

同電子版によると、マンチェスターCは11年に、当時14歳だったブラジル人ガブリエル・フェルナンド・アルメイダをアカデミーに入団させた際、父親をスカウティング部門の仕事に就かせたように偽装。実際には仕事をしていないにもかかわらず、父親に対し、毎月1000ポンド(約14万3000円)程度を支払っていたという。ジ・アスレチックはこの時の明細も入手し、父親も「働いてはいなかった」と証言している。

プレミアリーグの規則では、選手やその家族に金銭等を渡してアカデミー入団を勧誘してはいけないとなっている。外国人選手が下部組織に入団する際、家族にクラブ内の仕事をあっせんすることは珍しくないが、実際に働いていなければ、この規則に抵触する。

マンチェスターCはこれらの疑いに対して声明を発表。「いかなる不正行為(への疑い)に反論しますし、疑惑を完全に否定します」としている。