チェルシーが、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(20=ドルトムント)の早期獲得を目指していると、スポーツメディア「ジ・アスレチック」の情報をもとにユーロスポーツ電子版が報じた。

ドルトムントでの35試合で35ゴールを決めているストライカーの契約には、22年夏に違約金7500万ユーロ(約93億8000万円)で移籍できる条項が含まれている。だがチェルシーは1年前倒しで今夏の獲得を考えているという。

同FWにはマンチェスター・ユナイテッドも依然として興味を持ち続け、本人にはレアル・マドリードへの移籍希望があるとみられる。だがチェルシーは今夏であれば獲得が可能なのではと推測している。

その理由として、新型コロナウイルスのため、ビッグクラブが軒並み財政的ダメージを受けていることが挙げられる。それらのクラブはハーランド獲得を目指すにしても、22年夏まで待つしかない。一方、ロシアの富豪アブラモビッチ氏がオーナーを務めるチェルシーは、7500万ユーロ以上の金額を投入し、1年早くドルトムントの首を縦に振らせるつもりだ。

チェルシーFW陣では、タミー・エイブラハムがまだレギュラーとはいえず、オリビエ・ジルーは今季で契約が切れる。チェルシーは、ハーランドが今季加入したティモ・ウェルナーの相棒としてもうまく機能するとみているという。