アトレチコ・マドリードのイングランド代表DFキーラン・トリッピアー(30)への10週間の出場停止処分が確定した。

英BBC電子版によると、同DFは19年のトットナムからAマドリードへの移籍について知人に漏らし、これが賭博に関する規定違反(選手しか知り得ないサッカーに関する非公開の情報が他者へ提供され、情報が賭博に利用された)とされ、イングランド協会(FA)から処分を受けた。

処分は昨年12月21日から始まっていたが、Aマドリードが「イングランドでプレーしていない選手に対してFAは処罰を科すことはできない」と、国際サッカー連盟(FIFA)に異議申し立てを行ったため、処分が一時停止されていた。だがFIFAはこの異議申し立てを却下。FAの処分が全世界で適用されると判断した。トリッピアーは2月28日まで試合に出場することができず、2月23日の欧州チャンピオンズリーグ決勝トーナメント・チェルシー戦第1戦もプレーできない。