今冬の移籍市場でバルセロナからヘタフェに期限付き移籍で加入したスペイン人MFカルレス・アレニャ(23)が18日、オンラインで行われた入団会見に出席した。また同じタイミングで入団した日本代表MF久保建英もその後、同様に入団会見に臨んだ。

アレニャは同会見で久保について問われ「誰もがタケのことを知っているし、クオリティーの高い選手であることが知られている。彼と理解し合うのは簡単だよ。彼はあらゆることを理解しているからね。そのような選手とプレーするのは容易だし、(エルチェ戦で)僕たちは彼にゴールチャンスのあったプレーをいくつかやっていた。少しずつお互いのことを知っていくつもりだ。タケのような選手と連係するのはとても簡単なんだ。僕たちは目標を達成するために大きなことを成し遂げることができる」と言及した。

今季前半戦、ほとんど出番を与えてもらえなかったバルセロナのロナルド・クーマン監督については「クーマンに期待を裏切られたとは全く思っていない。最終的に監督に応じて自分の上を行く選手がいるものなので、出場時間を得られないと思った場合、勇気を出す必要がある。僕はバルセロナに残ることもできたが、長時間、試合に出場しないわけにはいかなかったし、その状況をひっくり返すのは難しいことを分かっていた。そしてまた、彼の好みではなかったのかもしれない」とバルセロナ退団理由を説明した。

ヘタフェのホセ・ボルダラス監督については「監督は僕に自信を与えてくれたし、ただ自分が知っているようにプレーするように言ってくれたんだ。もっと守備面を頑張る必要があるが、監督の信頼は僕がここにいるために必要だったものを与えてくれた。彼にはとても感謝しているよ」とコメント。

バルセロナの下部組織時代に一緒に過ごしたククレジャについては「彼はバルセロナで長年一緒に過ごした友人だ。このクラブやここで働いている人たちについて、よく話してくれたし、それが入団の鍵のひとつになったんだ」と明かした。

アレニャは入団後、11日に行われたエルチェ戦でヘタフェデビューを飾り、フル出場してチームが成し遂げた3-1の勝利に大きく貢献し、上々にスタートを切っていた。(高橋智行通信員)